白馬三山縦走 No.2
霧が立ちこめる涼しい大雪渓を抜け、軽アイゼンを外して一休み。
岩礫の尾根で石に腰掛けて喉を潤し、通ってきた雪渓を見下ろしました。
本当にこんな所を歩いてきたのかと思うほど勾配がキツク見えました。
次は村営白馬岳頂上宿舎を目指します。
春だったらきっとお花畑が広がっているだろうと思える、
綿毛になった、たんぽぽの群生地帯を通り抜けます。
所々色付いた紅葉の色が山を賑わせていました。
霧の向こうに見える山は本当に立派で、
人間では絶対に手の届かないものに思えました。
やや勾配のある斜面を登ります。
昼時になってお腹の虫も騒ぎ出しましたが、もう少しだけ我慢をして
村営白馬岳頂上宿舎まで行ってしまおうと考え、足に力を込めて登りました。
目前に宿舎が見えました。
ホッとするとともに腹をグ〜グ〜と鳴らし、
稜線まで続く急登を、目の前のニンジンを追いかけながら登りました。
念願の村営白馬岳頂上宿舎もといお昼ご飯にありつきます。
バーナーで沸かしたお湯をカップラーメンに注いで、
蓋で暖めたおにぎりを満面の笑みをうかべてほおばりました。
暖かい昼食に舌鼓を打って、小雪渓を眺めて最高の気分を味わいました。
そしてもう目と鼻の先には宿泊する白馬山荘が見えます。
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