自然風景に魅せられて

風景写真を撮影しています。ヨーロッパ、マレーシア、そして長野県は信州の風景写真を中心に撮影しています。

四賀村の福寿草は春の風物詩

[記事更新日:2018年3月22日]
長野県の春の訪れは合図があります。
それは、四賀村の福寿草。

私にとって春が来たなぁと思うのは決まって福寿草の開花です。

今回はそんな福寿草についてご紹介します。

こちらに行かれる際の注意点です。
土手での撮影となるため土のぬかるみで靴が汚れます。
ですので履いていく靴と車中の汚れにお気をつけください。

春の陽射しに輝く福寿草

福寿草
福寿草は早朝には咲かないので、
ゆっくり10時くらいからの撮影をオススメします。

あまりに早く着くと、まだ春が来ていない!
と思うくらい花弁が閉じてしまっています。


雪面から顔をだす福寿草

雪面の福寿草
わりと雪面が汚れているため、
「きれいな雪面にポッと一輪咲く福寿草」
を撮るのは難しかったです。たくさん探してやっと見つけて撮れました。
これも数時間もしたら日差しで溶けてしまいそうです。

枯れ葉と福寿草

四賀村福寿草
春の訪れは雪を溶かしてしまいます。
土手一面が福寿草の群生で美しいのですが、
全てが雪面ではなく、土のぬかるみや、落ち葉の場所もあります。

小さな花を人が屈んで撮る姿はなんかいいものです。
普段なら気にも留めない小さな花ですが福寿草の群生ということで、
みんな小さくなって、小さな花を撮っています。

玉ボケに輝く福寿草

春光を浴びて Adonis amurensis
写真としてはイマイチですが、玉ボケで日差しの輝きが感じられればと撮りました。
(お花は花びらの裏側は写真としてはだめですね。)
マクロレンズで光が当たった雪面をファインダー越しにみると、
あまりのキラキラに驚きます。

写真をやる方ならわかると思いますが、
F値が低い、要するに明るいレンズを装着してファインダー覗くと
「こんなにも世界は美しかったのか!」と思いませんか?
僕は毎回思っています。世界が美しいのです。


四賀村の福寿草は雪の中から黄色い花を咲かせていました。

Untitled
寒く冷たい雪の下でじっと春を待つ福寿草。
毎年「咲くのかな?」と思いますが、ちゃんと咲いています。
こんなにも小さく可憐な花でも時期がくれば必ず咲きます。

福寿草を撮影していると日差しがより暖かく感じられて、
雪の中から顔を出して「春だよ」と教えてくれます。
やっと寒い冬が終わり、春がきました。

四賀村福寿草へのアクセス

正式名称は、「赤怒田福寿草群生地」という場所になります。
今までは無料で停められた駐車場もカメラマンが増えたせいか、
いつのまにか有料になっていました。

駐車場代は確か300円だったと思います。
駐車場からすぐに福寿草群生地があります。
駐車場から福寿草群生地までの間にビニルハウスドームで朝市をやっていました。

また近くに四賀化石博物館もあるので、今度はそちらにも寄ってみたいです。


世間では、地震や原発、今後は経済活動にも影響があるでしょう。
しかし、寒い雪中でも時期がくれば顔を出せると私は信じています。
地震の被災地の情報をテレビに釘付けになってみていますが、
私には義援金を送る程度しかできません。


この写真で、地震で疲れた心が少しでも和らいだら幸いです。